ナプキン・タンポンなどに続く新しい生理用品、「月経カップ」というものを使い始めました。
欧米では比較的普通に普及しているようですね。
日本でもじわじわ普及しているそうで、インスタの投稿でも見かけるようになってきました。
ゼロウェイストやプラスチックフリーへの暮らしを意識する中で、女性がやっぱり気になってしまう生理用ナプキンのプラスチック問題とゴミ問題。
今回の生理からはじめて使って見たのですが、初回の感想を書きたいと思います。
月経カップとは?
まず月経カップって知っていますか?
・生理用ナプキン→ショーツに敷いて経血を受け止めるもの
・タンポン→膣内に挿入し、経血を吸収させるもの
そして「月経カップ」も生理用タンポンなのですが、膣内に装着し、そのカップに直接経血を受け止める器具です。
私が買ったのはこちらの「メルーナ」です。
ドイツ製で医療機器にも使われている素材で、約10年使えるそうです。
種類は形状や色、サイズが豊富にあるのですが、初心者向けのものを買いました。
クラシックのリングタイプ、Mサイズ、パーブルです。
最初はホワイトにしようと思いましたが、使用後の着色が気になる、とのレビューを見かけましたので、色が付いているものにしました。
最初知った時、自分には使えるかな?との不安がありましたが、色々と調べたりする中で、「もっと早く使えば良かった!」「快適でゴミも出ない」などというレビューを見て、私もチャレンジしてみようと思いました。
一番の理由は「ゴミが出ない」ということですね。
今まで使ってきた生理用品のゴミの量を思うと本当に気が遠くなりそうです。
紙おむつ同様、生理用品にもプラスチックも含まれているといういうことも大きいです。
前準備ー月経カップの消毒方法
月経カップは使う前に消毒が必要です。
取扱説明書によると、水に浸した月経カップを電子レンジで500Wで3分〜5分チンすればいいそうです。
専用の洗浄カップもあります。
私はマグカップを洗浄専用のものにし、それで煮沸することにしました。
間違えないようにラベリング(^_^;)
いざ!使って見た
やっと心待ちにしていた生理がやってきました 笑
前回のクールが終わってから月経カップを購入し、ドキドキしながら待っていました(大げさ?( ・∇・))
月経カップを挿入する時はコンパクトに折って挿入するのですが、いろいろな折り方があります。
私は「パンチダウンフォールド」という折り方にしてみました。
ちゃんとこれで無事装着できました。
中でカップが開いたらOKだそうですが、その「開く」という感覚は正直わかりませんでしたが、思ったより月経カップの弾力がすごいあったので、中で折り畳まれたままということは無いだろうと思いました。
つけているのを忘れる、と書かれている方もいましたが、私は装着した感じはちゃんとありました。(慣れたら忘れるのかな?)
もっと月経カップが柔らかいタイプだったら、中にあるのを感じにくいのかもしれませんが、柔らかいタイプは中でうまく開かず初心者には難しいこともあるそう。
・
・
・
そのまま3時間経過し、初めての取り出しをしてみました。
入れるのはいいとして、取り出せるんだろうか?と不安になり、使うのを躊躇する人も多いそうですね。
このあたりはたくさんの人の使用してみたブログなどを事前に読んだりすることで、ある程度不安は解消されます。
取り出し方としては、持ち手部分のリングを少し引っ張り、月経カップが出てきたら、その上の線が入った部分をしっかり持ち、変形させて空気を抜く感じで引き出します。(リングだけ引っ張ってもダメです)
2日目の多い日だったので、カップの9割くらいまで入ってました。
早めに様子見て良かったー(^_^;)
2日目はものすごく量が多いので、 Lサイズの方がいいのかも?とも思いました。
・
・
・
更にまた3時間後、チェックしにトイレに行ったところ、経血の量が多く、溢れ出していたみたいで、少し敷いているナプキンに漏れてきていました。
装着はちゃんとできていましたが、量が多い時は早め早めの取り出しがいいですね。
(追記:量が多い時は2時間くらいで取り出してます。)
やはりMサイズとLサイズを使い分けるのが良さそうな気がしてきました。
ちなみに容量はこちらです。
メルーナのサイズごとの量
Sサイズ:23ml
Mサイズ:28ml
Lサイズ:34ml
使ってみての感想
私は使った1回目から「この先ずっと使うだろうな」と思いました。
溜まった経血を出しても空気に触れていない状態なので、臭いが無いのも嬉しい。
どうしても生理ナプキンだと交換するまで空気に触れたままなので、自分でも不快を感じる匂いがあるものですが、月経カップにはそれがありません。
お尻がジメジメと気持ち悪くもありませんので、ナプキンよりも快適です。
ただ、装着する位置が悪いと違和感がずっと続きます。
しっかり奥まで装着すると、忘れるほどでは無いですが、それほど違和感は感じず過ごすことができます。
このちょうど良い位置はだんだんと慣れてくると思います。
あと思った事としては、経血の量って自分が思っていたより少ないんだな〜ということ。
カップに満水になったのは最初の2回くらいで、あとは3時間ごとにチェックしましたが、それ以降はカップの半分とか4分の1とかくらいでした。
生理ナプキンで見ているとすごく多く感じてしまいますが、総量的にはこんなもんなんですね。
だいたい何ccくらいなのかを目で見ることができたのは初めてなので、ちょっとした発見でした。
月経カップは、経血の色をチェックしたり、自分の体の状態を知ることもできて良いんじゃないかと思います。
生理中でもお風呂も気兼ねなく入れるのも嬉しいです。
大変だった点
私の家のトイレはタンクの場所に手洗いあるタイプなので、そこで経血のついた月経カップを洗うのは躊躇します。
タンク内に血が流れるのがちょっとね(^_^;)
ですので、トイレを出て洗面所で洗ってまたトイレに戻る、というのが面倒でした。
家に一人しかいなかったらいいのですが、家族がいる時はやりづらいですね。(娘には見られましたが( ・∇・))
無香料のウエットティッシュなどで拭いてまた装着してもいいみたいですが、来客などがあるときはそうするしかないのかな〜?
とりあえず家では使えたので、外出時でも手洗いのついたトイレで交換にもチャレンジしてみたいですね。
マスターできれば、生理ナプキンをたくさん持ち歩かなくてもいいのが良いですね。
途中経過ですが、結果
まだ途中ですが、使ったナプキンは、念のために敷いている1枚を1日1枚づつ使うという感じです。
普通生理期間中に平均20枚ほど使うそうですので、4分の1程度で済みそうですね。
量が多い時はちゃんと気をつけてこまめに交換すれば、念のため敷くのはナプキンでなくてもおりものシートでも大丈夫そうです。
生理の時のゴミの量も減らせますし、普段から使えるようにマスターしておけば災害時などにもちょっと安心ですね。
収納の面でもストックをたくさん持たなくても良くなり助かります。
現在生理ナプキンは4袋ストックしてますが、半分か一つくらいでもいけそうです。
初めての月経カップ、ちょっと心配でしたが、問題なく使うことができました。
ある程度の予習はしておいた方がいいと思いますが、頭で考えていたよりも簡単でした。
生理ナプキンで肌荒れを起こしてしまう方、気になる方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
少しでも私のレビューが参考になれば嬉しいです(^ ^)